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ベルギー・アールヌーヴォー建築ガイド

  

       

since Jan.2002

By M. Kohno

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更新記録1 2002年7月14日 付録 ブルジュ写真集1 運河沿いの町並み

Th medieval streets along the canal in Brugge

更新記録2 2002年7月28日 付録 ブルージュ写真集2 中世の町並みとペギン会修道院

The medievai streets and the Begijnhof in Brugge

ベルギー・アールヌーヴォー建築の世界へようこそ!

 アールヌーヴォーという言葉で皆さんはどんな街をイメージされるでしょうか。パリ、ナンシー、グラスゴー、ウィーン、ミュンヘン、ダルムシュタット、バルセロナなどの街がアールヌーヴォーでよく知られています。しかし、この様式は国際的流行であった訳で、当時経済的に繁栄し国際的影響力を持っていた都市のほとんどでアールヌーヴォー様式の建築を発見することができるのではないでしょうか。前途以外にもモスコー、ペテルスブルク、ワルシャワ、プラハ、ブダペスト、ミラノ、トリノ、パレルモ、イスタンブールなどかなりのアールヌーヴォー建築が現存している都市があります。ヨーロッパの中心的位置にあり、第二次産業革命以降、政治経済的に重要な位置にあったベルギーにもブリュッセル、アントワープ、ゲントと云った主要都市には数多くのアールヌーヴォー様式の建築が現存しています。

 1893年ブリュッセルのポール・エミール・ジョンソン通りにヴィクトール・オルタの設計により建てられたタッセル邸が、最初のアールヌーヴォー建築であると云われています。彼は鉄、やガラスなど新しい素材を用い、それ迄無かった新しい装飾スタイルで建築の内部を埋め尽くしました。アールヌーヴォー建築の父と云われているオルタや彼の弟子、同世代の建築家により多数のアールヌーヴォー様式の建築が建てられ、ブリュッセルはこの国際的流行の発信基地となったのです。

 さて、現在私達は、時代の最先端技術により造られた工業製品や建築に囲まれて日常生活を過ごしています。そのなかで私達の心に残る工業製品や建築がどのぐらいあるでしょうか。日本やヨーロッパの古い町並みや建築に私達の心を動かされるのはなぜでしょうか。私達を取り囲むこのデザイン言語はどこから始まったのでしょうか。そしてどのように造られたのでしょうか。このデザイン言語を仮に「近代デザイン」と呼ぶことにしましょう。「近代デザイン」とそれ以前とは何が違うのでしょうか。その違いの一つに「装飾」があるでしょう。20世紀の始め経済的合理性を理由に私達のデザインは「装飾」を捨ててしまった。これは誰が見ても一目瞭然の違いではないでしょうか。そして、それは決定的と云ってよいほど重要な違いである、と私には思われるのです。

 私達が捨ててしまった「装飾」とは、どのような意味を持っていたのでしょう。私達は生きるために自然の恵みを食物として獲得しなければなりません。私達は決して思うようにはならない自然から,その産物を恵みとして獲得しなければ生きていけないのです。そのために私達は「道具」を発明しました。「道具」は自然との交渉の道具でもあった、ともいえるでしょう。アルタミラの洞くつ以来、私達は自然に対する「怖れ」や「祈り」のシンボルを私達の「道具」に刻み付け、自然と交渉し対話してきたのではないでしょうか。日本の縄文文化やヨーロッパのケルト文化は正にそれを物語っています。私達はその遠い記憶に突き動かされて建築に「装飾」を刻み付けてきたといってもよいのではないでしょうか。

 私達が20世紀の始めに捨て去ってしまった「装飾」が、果たしてそのようなものであったのかどうかは、「近代デザイン」に何かが不足している、と感じる私達が検証していかなければならない問題でしょう。アールヌーヴォー様式は、この「装飾」を空間構成の重要な要素として展開した歴史上最後の様式ではなかったかと、私は考えています。

それでは、アールヌーヴォー建築の宝庫ベルギーに現存する珠玉の宝石たちを、ごゆっくりお楽しみください。


INDEX

1.プロローグ(ブリュッセルヘ)

The prologue to Bruxelles

2.ジュー・ドゥ・バル広場から裁判所の丘へ

From place du Jeu de Balle to the hill of Palais de Justice

3.エルンスト・ブレロのアールヌーヴォー横町

The Art nouveau side street of Ernest Blerot

4.アントワーヌ・デルポルト広場界隈

The neighborhood of place Antoine Delporte

5.ふくろうの家とオテル・アノン

Les Hiboux and Hotel Hannon

6.オルタ美術館からタッセル邸 へ

From Musee Horta to Hotel Tassel

7.ARAUツアー1(旧市街からルイ・ベルトラン大通りへ)

ARAU tour 1(From old city area to avenue Louis Bertrand)

8.ARAUツアー2(アンビオリ広場とパルマストン大通り)

ARAU tour 2(Square Ambiorix and avenue Palmerston)

9.ARAUツアー3(イクセル池之端)

ARAU tour 3(Around the ponds of Ixelles)

10.ファルスタッフのカフェテラスにて
At the sidewalk cafe of Falstaff

11.ストロヴァン巡礼1(ルイ・ベルトラン大通り)

The Strauven pilgrims 1 (Avenue Louis Bertrand)

12.ストロヴァン巡礼2(アンビオリ広場)

The Strauven pilgrims 2 (Square Ambiorix)

13.聖ボニファス寺院界隈

The neighborhood of St. Boniface

14.フランク通りのコーシー・アトリエ

The atelier of Paul Cauchie on the street rue de Francs

15.ブリュッセル旧市街

The old city area of Bruxelles

16.アントワープの奇妙な建築1(スメット・ヴェルハースの「五大陸」)

The strage architectures in Antwarp 1 (De Vijf Werelddeelen of Smet-Verhas)

17.アントワープの奇妙な建築2(コーヘル・オジ・レイ「狂気のアールヌーヴォー建築群」)

The strange architectures in Antwarp 2 (The crazy Art nouveau Architectures in Zuremborg)

18.ティルーム・メロニーズにて

At the Tea room Mellony`s

19.ゲントへオルタの処女作を見に行く

Going to Ghent to see the maidon work of Victor Horta

20.旅の終わりに

At the end of this tour


このサイトで使用している写真は全てM.KOHNOが現地取材により撮影したものです。

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「La Belle Epoque」

フランクフルトのヨアヒム・ステイン氏によるアールヌーヴォー全般に関するサイトです。

世界各地のアールヌーヴォーの解説が写真とともに見る事ができる素晴らしいサイトです。

This site by Mr. Stein in Frankfurt am Main is wonderful.

It covers world wide Art Nouveau arts and architectures.


TORINO Liberty

This site is about the architecures of art nouveau in TORINO 、ITALY.

Mr. Gamba collected many photos of Liberty style architectures in TORINO.

This site is very rare and wonderful.

トリノのワルター・ガンバ氏によるイタリア版アールヌーヴォー「リバティー様式」に関するサイトです。トリノのリバティー様式の建築の写真と説明が詳しく掲載されています。


分離派建築博物館

JAPANESE 1920`s ARCHITECTURE

きくち氏が主宰する分離派建築のサイトです。分離派建築は様式至上主義の明治建築を脱し建築を芸術表現の手段として位置付けた日本近代建築史上非常に重要な建築運動であると思われます。都内の小学校や旧逓信省の建物に現存するものがありその面影を偲ぶことができます。


ベルギーフランドル交流センター
FLANDERS CENTER

http://www.flanders.jp/center.htm


Flanders Foreign Investment Office

ベルギーに関する日本語サイト

http://www.ffio.jp/link.htm


Travel:旅行情報 ベルギー

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http://www2t.biglobe.ne.jp/~provence/main-gate/links/links-main1.html


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